ドラ切りのタイミング


いつも悩まされるのがドラの切り時だと思います。
早すぎてもいけないし、遅すぎてもいけない。

役牌がドラのケース

一番鳴かれると厄介なのが、役牌のドラ。
ベストな切り時はいつか?と聞かれれば
第一打テンパイ時と答えます。

なぜか第一打が良いのかといえば、
切り出したとき最もポン・ロンされにくいのは第一打だからです。

たとえば、オーラストップ目でこんな配牌であれば

例1   ツモ  ドラ

第一打にを切るべきです。
あがりさえすれば良い局面でピンフでまとまりそうな手ですから、ドラを抱える必要はありません。

しかしあがるだけで良いケースはごく限られます。
単純に重ねてアタマにするだけでも得点大幅UPになりますから
打点のために温存しておくケースがほとんどです。


例2   ツモ  ドラ

こんなイーシャンテンでドラを切り出すのは論外です。
ドラを重なればアタマに使えてマンガンが狙える。

「 ドラを長く持っていると危ないから・・・」というのは理由になっていません。
はっきり間違った考え方です。
ドラをポンされれば全ての牌が危険牌になるのです。

この手はテンパイした時がドラの切り時。ドラはリーチの宣言牌になるのが正しい。

セオリー・まとめ

ドラよりも不要牌を先に切る。


イーシャンテンから切り出すのは を引いたとき。

  ツモ

待ちのイーシャンテンなら、ドラを切る価値はあるでしょう。

また、 を引いてシャボ受けが加わった形で切り出すのも一考。

  ツモ

ドラが切り出しやすいときや、どうしてもアガリにかけたいときはここでドラを放します。
具体的には

  • 親番
  • 序盤で誰も仕掛けていない
  • すでにドラが場に出ている

このような状況です。
条件が合えばイーシャンテンで切っても良いでしょう。
ただし、不要牌があるのにドラを先に切るようないい加減な打ち方はダメです。

  

その他のケース

私自身、あまりドラを大切にする打ち手ではありません。
受け入れを狭めてまで ドラを持つ必要はないと思っています。

例3   ツモ  ドラ

こんな形であれば迷わずドラを切ります。
広さが違うし、ピンフ・一通・イーペーコーといった手役の可能性があるので
ドラを残す必要を感じません。



例4

ドラを2枚使えないことはありませんが、
アガリ優先で打つならドラ切りが一番広い。 (牌効率の章参照

の手代わりでピンフのイーシャンテンになるし、
4人の持ち点を見るとそこまで高い手は必要ない場面なのでここはドラ切りとするべきです。

イーシャンテンならばドラよりも手広さを優先させるのが
だいたいの局面で正解だと思います。

ただし、ドラを切ると振込みの可能性が高いような場合はこの限りではありません。


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