数牌と字牌


34種類ある麻雀の牌。
これらの牌がそれぞれ持つ機能を考えてみましょう。

麻雀牌の分類

麻雀牌は次の表のように分類できます。

・数牌

【マンズ】

【ピンズ】

【ソーズ】

・字牌

【風牌】 【三元牌】

1~9までの数字を意味する数牌(スウパイ)はマンズ・ピンズ・ソーズの3種類あります。 ソーズに緑一色という役がいちおう用意されていますが、 この3種類はまったく価値的に同じと考えて構いません。 ただし、ドラになった牌の色は全体的にやや価値が高くなります。 赤牌がピンズだけに採用している雀荘があり、 その場合はピンズが一番強い色ということになります。 この辺は特に意識する必要ははありません。

字牌は風牌と三元牌の2種類7枚。

三元牌は基本的に同価値なのですが(緑一色の出現率が極めて低いため) 風牌は自分の座っている場所によって役牌であったりなかったりするため注意が必要です。

字牌について

三元牌は3枚揃えるだけで手役となる便利な牌です。
ドラになった場合にくれぐれも間違えないようにしましょう。
表示牌とドラは「白→發→中」という順に循環する関係です。

風牌は役牌になる時とならない時があります。

(1)場風牌は役牌
東場の東、南場の南、西場の西、北場の北です。
通常東南戦か東風戦でゲームをするので西・北が場風になることはあまりありません。

(2)門風牌は役牌
東家の東、南家の南、西家の西、北家の北です。
通称自風(ジカゼ)牌 と言います。
親番の人の風が東なので、そこから残り3人の風も分かるようになりましょう。

(3)それ以外の風牌、客風牌(オタカゼハイ)は役牌ではない。

東場の親の東、南場の南家の南はそれぞれ
(1)(2)を両方満たす連風牌で2ファン役となります。
通称ダブ東、ダブ南ですね。 当然役牌として最も価値が高くなります。

役牌にならないオタ風は一番価値のない字牌です。 配牌で1枚だけあった場合、第1打に捨てる牌の有力候補となります。

数牌について

1~9まで数牌がありますが、
それぞれが単独で持つ面子構成能力には大きな差があります。
具体的に、下の表を見れば明らかだと思います。

3~7までの牌は4種類の牌でターツをつくることができ、
その内訳はリャンメン、カンチャンが2種類ずつです。

3~7までの牌は4種類の牌でターツをつくることができ、
その内訳はリャンメン、カンチャンが2種類ずつです。

2、8は有効牌が減って3種類、

しかもリャンメンができるのはそれぞれ3、7の1種類だけです。

1、9は受け入れはわずか2種類、
しかもペンチャン、カンチャンと愚形にしかなりません。

したがって、麻雀の数牌は次のようにランク付けされます。

rankAである3~7の牌にも微妙な違いはありますが、 差にこだわっても単なる自己満足、というくらいのものです。 特に意識する必要はありません。 端の牌より内の牌の方が強いという認識で良いでしょう。

なぜ端の牌が弱いのかというと、
麻雀牌は「1・2・3」「3・4・5」と面子は作れても
「8・9・1」などと面子を作ることはできないのが本質的な理由です。

面子は3~7の牌を軸にして構成されるものです。
内側の牌を上手く使ってターツ、メンツをつくっていくのが手作りのコツです。

セオリー・まとめ

麻雀の数牌はメンツのできやすさに大きな差があり、
  3~7 > 2・8 > 1・9
の順に価値のある牌である。


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