麻雀の待ち(1)


アガリになる牌を「待ち」と言います。
麻雀にはいろいろな待ちがありますが、基本となるのは次の5つだけで
どんな多面張もこの5つがベース」となっています。

基本の待ち

形の例
名称
待ち牌
待ち牌の枚数
 単騎待ち      3枚
 ペンチャン待ち    4枚
 カンチャン待ち      4枚
   シャンポン待ち(シャボ)    4枚
 両面待ち  8枚

上の表を見れば、両面待ちの良さが光ります。

単騎待ちは一見悪そうですが、手変わりが多く、 また場に一枚切れの字牌で待つなどすればあがれる可能性が非常に高く、 待ち牌の枚数以上に有効的な待ちといえます。

シャンポン待ちはシャボのほか、「バッタ」という呼び方もあります。

この他に実戦でよくある待ちをあげておきます。

ノベタンと亜両面

形の例
名称
待ち牌
待ち牌の枚数
 ノベタン  6枚
 亜両面    6枚

ノベタンは2種類の単騎待ちです。この形は面子をつくる段階では超一流ですが、残念ながら待ちとしては平凡な6枚待ちです。

亜両面は両面の待ちの片方が雀頭と一体化している形で、 純粋な両面より待ちが2枚少なくなります。

例1はノベタンと違い、ピンフとしてあがることができます。

(例1)


例2のノベタン待ちでは、リーチをかけなければ出アガリができません。

(例2)


また、亜両面には「単騎待ちにとれる」という特徴があります。

(例3)リーチツモ

例3の場合、 の面子を抜くと 単騎になり、
単騎2符+メンゼンツモ2符+ヤオチュー牌暗刻8符 = 12符
切り上げて40符のテンパネ、1300-2600のアガリです。

ツモっても両面にしかとれず、 ロンでは2符足りないのでツモ限定の高目ということになります。

麻雀は高得点採用の原則(一番点数が高くなるように手牌を解釈する)があるので、例3のアガリを「1000・2000」と言うのは誤申告です。ペナルティーはありませんが、気をつけましょう。

暗刻複合形

形の例
名称
待ち牌
待ち牌の枚数
ペンチャン単騎  7枚
カンチャン単騎  7枚
リャンメン単騎  11枚

トイツ(1)でも紹介した形です。
暗刻を軸にした変則待ちで、どれも使用頻度が高いものです。

基本の三面張

待ちが3種類あるのもは全て三面張なのですが、
まずは両面が2つ連結された基本の形をあげておきます。

形の例
待ち牌
待ち牌の枚数
 11枚
 11枚
 11枚

この3種類で全てです。
これらの変化形で、単騎待ちを含む三面待ちもあります。

形の例
待ち牌
待ち牌の枚数
 9枚
 9枚
 9枚

いずれも自分で2枚使っている分待ちの数が減っていますが、
待ち自体は同じ「147」「258」「369」になることに注目してください。

基本の三面待ちでも面子が重なると分かりにくくなります。

(例4) ツモ

例4は を切って三面張でリーチすれば良い手ですが、
うっかり を切ってしまわないようにしましょう。

高目イーペーコーの三面張はそれなりの頻度で出ますので、
これも形で覚えてしまうのが良いかもしれません。


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