食い仕掛けへの守備


リーチに対する守りは誰もがある程度はできます。
しかし鳴きに対するガードが甘い人がとても多い。
第8章でも解説する予定なので、ここでは簡単な説明にとどめておきます。

まずテンパイを読む

相手がノーテンなのにオリるのはまるっきり意味がありません。
リーチと違ってテンパイを見抜く技術が必要です。

(1)三副露(サンフーロ)はテンパイと思え

「3つ鳴いてまだノーテン」ということは少ないです。
相手が初心者ならともかく、3つ鳴いたら9割以上テンパってます。

(2)ホンイツはその色が余ったらテンパイしてることが多い

たとえばソーズのホンイツをやっている人がソーズを余らせたら、
テンパイ、少なくともイーシャンテンと思うべきです。

(3)捨て牌を怖い顔で見だしたらテンパイ

実戦では重要です。
特に普段ロクに他人の捨て牌を見ない人が見るようになったら要注意。
慣れないうちはテンパイするまで自分の手牌に目がいきがちです。
目線で相手のテンパイをおおよそ看破できたりします。

(4)ノータイムのツモ切りを繰り返すようになったらテンパイ

いつも切るのに時間かかる人が、すぐ切るようになったらテンパイしてるでしょう。
特にいつもツモってきた牌は手牌のそばまで持ってきている人が
確認後すぐ捨て牌に切るようならかなり疑わし

こんなところです。(3)(4)が難しければ(1)(2)から気をつけるようにしましょう。

高いか安いか推理する

たとえばタンヤオのみの1000点なら、守る必要は全くないわけです。
無意味なオリは避けましょう。

基本はドラです。
例えばドラをポンしている人がいれば絶対高い。満貫以上あります。
当たり前のことですが、大切です。

例1     ドラ

例えば北がドラだとします。
南家がこんなふうにしかけていても無視です。
タンヤオの1000点が濃厚だからです。

 

こんな手の可能性もゼロではありませんが、
これも場に出てる役牌を確認すれば分かります。
北が切れているようならほぼ1000点の手、恐れることはありません。


例2   ドラ

がドラで相手は東場の親だとします。
ダブ東ドラ1は確定で、絶対に5800点以上あります。
できる限り勝負を避けるのが無難です。

染め手は大物手になることが多く、
特にチンイツやドラ絡みのホンイツは満貫、ハネ満クラスの手によくなります。


例3  ドラ

こんなしかけをされたらたまりません。
マンズをつかんだらオリるべきです。

役牌も重要です。


例4  ドラ

南場だとします。ごっつい仕掛けです。
現物以外はほぼ切れない状況です。
手を崩してでもオリるべきでしょう。

3.危険な牌は何か

相手が鳴くたびにベタオリしていたのでは麻雀になりません。
相手が役牌を3つ鳴いていたり、ドラをカンしているような場合を除き、
面子を中抜きしてまでオリなくていいでしょう。
ある程度危険な牌を絞りましょう。

といっても簡単です。

例5  

たとえば例5なら、ズバリ發が危ない(笑)
大三元の確率自体は低いとはいえ、

中盤以降はやはり は打てない牌となります。 当たったら死にます。


例6  

十中八九、トイトイです。場に1枚も切れていない牌(ションパイ)が危険です。
特に役牌は切ってはいけません。
単騎待ちもありえるので、字牌は全部危ないと思っていいでしょう。
特に3フーロ後手出しが入った場合、東のみのテンパイをトイトイに切り替えた、
もしくは単騎の待ち替えと読むべきです。


例7  ドラ

後づけっぽい仕掛けです。
初牌(ションパイ)の役牌をマークです。
もちろん役牌暗刻になっていることも多いんですが、

 ドラ

ドラとの片あがりシャンポンのケースがけっこう多いので、甘く見ると痛い目にあいます。後付けで両面から鳴くのはドラドラなどそれなりの事情があると思って対応するべきです。


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