手役の考え方(1)


麻雀の魅力の一つに役作りがあります。
役満をはじめとする難度の高い役、レアな役をあがれば誰だってうれしい

  ツモ

しかし、狙いすぎるのも考えものです。

ツモドラ

例えばこの手、二三四の三色が狙えるからと言って切りはありません。

を引けば三色は崩れます。

中途半端な切りもあまり良いとはいえません。

ソーズのカンチャンを払ってタンピンを狙った方が得です。
初心者は手役が作れないとよく言いますが、手役を狙いすぎて失敗する人の方が多いと思う。 特に無理矢理ホンイツやトイトイに向かう人が目立ちます。 3つ鳴いてまだノーテンなんてことも珍しくない。

麻雀はまず"形ありき"です。
「四面子と一雀頭をどうやって作るか」をまず考え、
スピードを犠牲にしない範囲で手役を狙うものです。

麻雀には40種類近くの役がありますが、そのうちよく出る役は3分の1くらいです。 残りは使えない役だと思って良いでしょう。その最もたるものが三カンツです。
難易度と報酬が全くつりあいません。 それどころか、カンでドラを増やして、リーのみの手を倍満にさせてしまうこともありえます。そのような損な役を無理して狙う必要は全くありません。

実際にそれぞれの手役の出現率をみてみましょう。
インターネット雀荘のひとつ、「天鳳」のサイト上に統計があります。

クイタンあり東南戦
(2万件以上のサンプル)
出現率 rank
リーチ
役牌
平和(ピンフ)
タンヤオ

42.6%
38.7%
22.5%
21.2%

ホンイツ
イーペーコー
三色
七対子
トイトイ
6.1%
5.0%
4.3%
3.0%
2.9%
一通
チャンタ
三暗刻
チンイツ
1.7%
1.2%
0.8%
0.8%
その他 0.5%未満

麻雀の役はたくさんあれど、よくできる役というのは限られています。
この表で出現率Bランク以上の手役をつくる技術こそが重要で、
0.5%に満たないレア役はほとんど無視して良いでしょう。

セオリー・まとめ

手役の難易度と点数の関係は必ずしもバランスの取れたものではない。
無理に難度の高い手役を狙う必要はない。


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