ポンとチー(2)
ポン材の優劣
ポンできるトイツが複数ある場合は、ポンしやすいトイツを残した方が良いでしょう。字牌が一番ポンしやすく、利用度の低い端牌も場に出やすいものです。
例1 ツモ
たとえば例1のケースでは、場に出ている枚数に差がなければ
を切るのが正解となります。ヤオチュー牌の 、 の壁で使いづらい は場に出るのを期待したい牌です。
と の比較なら、端に寄っている の方が若干ポンしやすいでしょう。
チーの晒し方を考える
何通りかのチーの仕方がある手牌で、
鳴き方によって差が出る場合をいくつか挙げておきます。
例2 出る ドラ
例2の手牌で上家から が出て鳴くところを想定しましょう。
この場合は、カンチャンでチーするべきです。
★リャンメン鳴き チー
★カンチャン鳴き チー
上のように両面で鳴くと2000点確定です。
しかし下の手牌だと、ドラツモで3900になるしツモで456の可能性が生まれます。
例3 ポン ドラ
鳴き方で待ちが変わってしまうこともあります。
例3で が出た時など、 で鳴いて にするか
で鳴いて にするか考えてしまいそうですが、
実はどちらも不正解。これはカンチャンでチーすれば三面張になる形です。
チー ポン ドラ
例4 ポン
特に染め手では、両面でもカンチャン・ペンチャンでも鳴けることがよくあります。
カンチャン・ペンチャンで鳴いたほうが良いケースが多いのですが、
両面で鳴いたほうが良いこともあります。
例4で が出た場合、 で鳴いてしまうと大失敗です。
ここは両面でチーしないと マチがなくなってしまいます。
★ チー ポン
このような形の出現率は高くないかもしれませんが、
チーするときは"鳴き方で残った形に差がでないか"を確認する癖をつけておきましょう