イーシャンテンの牌理(2)
まずは面子オーバー形について。
ここまでの知識を駆使すれば、全て正着打を導くことができるはずです。
例1 ツモ
⇒ 切り
両面待ちがカンチャン待ちより有利なのは常識。
ツモ での三面張変化があるので切り順は → が基本です。
例2ツモ
⇒ 切り
カンチャン同士の比較。
の二度受けは不利なので 打。
例3 ツモ
⇒ 切り
イーペーコー狙いは受け入れ枚数が少なく、打点を考慮したとしても不利です。
やはり の二度受けを嫌うのが正解。
例4 ツモ
⇒ 切り
同じ受け入れ枚数(12枚)で、残る待ちもカンチャン同士で差がありません。
ならば好形変化の枚数はどうか。
マンズの好形変化は 引きのリャンカンのみ。
ピンズなら と豊富です。
(シャボ変化は同等なので除外しています)
カン とカン では少しあがりやすさに差がありますが、
やはり変化を見てマンズを落とすのがオーソドックスな打ち方です。
例5 ツモ
⇒ 切り
両面ターツ同士の選択。
自分でを1枚使っている分 が不利だとするのは形の見落としです。
切りで、ソーズを「両面+カンチャン」の形にすることができます。
☆ ツモでテンパイ
例6 ツモ
⇒( )切り
一見してマンズ・ピンズ・ソーズどれを切ってもいいように見えます。
ただ、マンズを落とした場合裏目のが有効牌となります。
☆ ツモ
場況的に差がなければ 落としが正解になります。
細かいことなので見落としても問題ないレベルですが、
「裏目のフォロー」という考え方は片隅に入れておいてください。