テンパイ時の牌理
テンパイ時は選択肢がないケースの方が多いが、
待ちを選択できる場合は最もアガリやすい待ちを選ぶのが基本です。
1.待ちの枚数
待ちの枚数は多ければ多いほどアガリやすい。
枚数が多くなるように選択するのは当然です。
例1 ツモ ポン
例1は待ちの選択として4通りあります。
和了牌 | 枚数 | |
切り | 3枚 | |
切り | 6枚 | |
切り | 4枚 | |
切り | 10枚 |
このように全て調べれば切りの一手だということが分かります。
しかし、多面張に慣れないうちは安易にシャンポンに受けてしまいがちです。
決して珍しい三面張ではありません。
形を覚えておけば、これくらいの選択はノータイムでできるようになります。
例2 ツモ
念のために言いますが、待ちの種類が多くても待ちの枚数が少なれけば意味がありません。
例2は三面待ちに取ってはいけない例です。
和了牌 | 枚数 | |
切り | 5枚 | |
切り | 6枚 |
三面張と言っても実際の枚数は少なく、ノベタン以下となります。
またせっかくできているイーペーコーが高確率で崩れてしまうため、
例2は待ちでリーチをかけるべきです。
2.変化の比較
待ちの枚数に差がない場合は、より良い待ちへの変化を比べます。
例3 ポン
カンチャンとシャンポンのどちらに取るか・・・
よくある選択で、待ちの枚数が4枚同士ですが、勘に頼らず
必ず好形変化の枚数を比べてみましょう。
例3は食いタンの手なので、両面でも片アガリになる形は拒否するべきです。
やは有効牌とはいえません。
有効な手変わりはシャンポンに受けた場合
カンチャンに受けた場合のみ。
したがって、シャンポンに受けるのが最善でしょう。
例4 ツモ チー
一見全く差のないリャンカンの選択ですが、カンに受けるのが基本。
なぜならそれぞれ有効牌はですが、は上家から鳴くことができるからです。
チー
→ チー チー
手変わりのしやすさを「鳴き」まで考慮したやや高度な考え方です。
もっと簡単な判断としては、場況による判断があります。
リャンカンで とある場合
たとえばが場に3枚切れていれば、を引いて待ちになっても効果は低い。
そこからを切る、といった場の情報をキャッチすることも大切です。
単騎待ちとカンチャン(またはペンチャン)の選択は注意が必要です。
このケースは、待ちが少なくても単騎待ちにするべきだからです。
例5 ツモ
ペンチャン待ちは4枚、単騎待ちは3枚。
だからといってペンチャン待ちでリーチするのは安直な考え方です。
単騎待ちのダマテンで手変わりを待ち、両面以上の待ちでリーチをかけたい手です。
特に中張牌の暗刻や連結している順子がある場合は手変わり枚数が非常に多くなります。
特に中張牌の暗刻や連結している順子がある場合は手変わり枚数が非常に多くなります。
例5の場合 で好形リーチを打てます。
リーチを保留する価値は十分あると見て良いでしょう。